寝る場所はよく考えよう
- 2014.10.13
- 魚類担当
先日、「女性限定おとまり」のガイドを担当しました。
ガイド役の飼育係員もお客様とともに通路で寝るのですが、お客様の寝られる範囲の端っこあたり、私はだいたい「グレートバリアリーフ」水槽前で寝ております。
その日はたまたま、メガネモチノウオのナポちゃんが前にいたのでラッキー!
「一緒に寝ようね」と勝手に(笑)約束したのに、朝、6時に起きたら、ナポちゃんはいなかったー!!
私の寝場所の前には、酸素を出すためのホースと分散器(細かい酸素の泡をしゅわしゅわ出すもの)があって、いつもここにハタの仲間が居座っています。
▼ヤイトハタ (別の日に撮影しました。おとまりスクールの時など夜の撮影は厳禁なのです!)
分散器から出る酸素が、ジャグジーのようで気持ちいいらしいです。
私が泊まった日は、大きなタマカイが1尾いました。
▼タマカイ(こちらも別の日に撮影しています)
さて、慣れない寝袋で寝ていると、寝相のよろしくない私はマットからはみだし、頭をごちんと打って時々目が覚めてしまいます。
夜中の2時ごろ、目覚めついでに水槽を見ると、分散器のある上あたりを大きなアカシュモクザメがぐいんぐいん泳いでました。
ただ、私が寝ている場所からは、起き上がらないと水槽の中がよく見えないのです!
でも、起き上がって確認する元気はなく...、タマカイは大丈夫かあ?と思いながらも、再びパタリ。
次に目覚めた早朝の4時ごろ、タマカイの上に大きなマダラエイが降ってきて、なにかもめ事が起きているようでした。
しばらくして、マダラエイは去っていきましたが、今回も起き上がって確認する元気はなく...、以下同文にパタリ。
起床時間になり、水槽を見ると、分散器のあたりには誰もいなくなっていました。
何があったのでしょうね??せっかく泊まってたのになぁ・・・。
おとまりスクールにご参加の皆様、「太平洋」水槽を見ながら寝るなら、通路とアクリルがくっついている場所を選ぶほうがよいですよ。ご参考まで。
▼床とアクリルパネルがくっついでいる場所 (寝転んでも水槽がよく見える)