行列のできるお店?
- 2014.10.01
- 魚類担当
「グレート・バリア・リーフ」水槽の底で、種の異なる魚が集まっていました。
(ヒレナガハギは3尾いますけど...)
あっ、テングハギが横に倒れました!
テングハギの右側をよく見ると、小さな魚がくっついています。そう、ホンソメワケベラです。
魚の体についた虫や粘膜などをきれいに食べることから「クリーナーフィッシュ」とか「掃除屋さん」と呼ばれている魚です。
他の魚たちはそれをよく知っていて、ちょっと体がかゆくなったりすると、「掃除してくれー!」と列をつくるわけ。
でも、この掃除屋さん、並んだ魚たちを順に掃除するのではなく、特徴のあるツイツイっとした泳ぎで、こっちの魚をちょいちょいつつき、また別の魚をちょいちょいと、とても気まぐれです。
中には体を倒して待っているのに「あんたは掃除しないよー」とスルーされる魚もいて、とても気の毒。
まあ、ホンソメワケベラとしては「わたしゃ餌を探してるのだから、餌の多いところに行くのは当たり前でしょ」と思っているのでしょうね。
それに1尾1尾丁寧に掃除してたら、ホンソメさんのあの体の大きさから(今回は全長5~6cm)、たぶんお客さん数尾でお腹いっぱいになるだろうし...。
それにしても掃除されている時の幸せそうな魚、急にホンソメさんが去ってしまい、「えっ...」となる魚など、魚に表情はないとはいいますが、見ていると楽しくなります。
ホンソメさん、行列に並んだみんなに誠意?を持って対応してね。
(無理だっつーの byホンソメ)