ワッチとは?
- 2014.10.31
- 魚類担当
ジンベエザメの「遊ちゃん」が来てから2ヵ月が過ぎました。
私たち係員は、日中、「遊ちゃん」の行動観察を、係員が交代で行っています。時には夜間も。
この係員がべったりくっついた行動観察を「ワッチ」と呼んでいます。ワッチは動物が生まれた時や、生き物が不調の際に行いますが、「遊ちゃん」だけは毎日行っているというわけです。
ワッチは「遊ちゃん」のいる「太平洋」水槽がなるべく広く見渡せる場所で行っています。
今日は右の男性係員が、左の女性係員にワッチのやり方を教えてもらってました。
ジンベエザメのワッチでは、泳ぐコースや1周する時間、どこでターンをしたか、排便や、嘔吐などの異常行動がないか、他の魚や壁などとの接触はないかなど、多岐にわたります。
↑記録用紙
初めてワッチをする係員は目を白黒。
こちらはワッチの七つ道具。
七つあるかなあ?用紙、シャーペン、ボード、時計、携帯電話、ビデオ、ストップウォッチ、あったー!
さて、「遊ちゃん」ですが、このコはどうも表層を泳ぐことが多いです。
先日もよくお越しくださっているお客様に「このコ、上にいることが多いね」と声をかけられましたが、その通りです。
それはいいのですが、表層にはよく大きなホシエイがふらふらと漂っていることが多いため、接触することが多いのがいけません。
どちらかが避ければいいのに、「遊ちゃん」はあまりよけないし、ホシエイも「前の遊チャンは避けてくれたよ」とばかり避けません。
結果、衝突して、両方とも「あー、びっくり!」のようなことになるし...。
どちらも譲り合いのこころを持ってくれないものかと願っています。
↓ホシエイ「知らんがな」