海遊館の芸術家
- 2014.09.06
- 魚類担当
海遊館で飼育している動物の中には破壊...、もとい、彫刻をする動物がいます。
まずはその動物がボロボロにした...、もとい、作り上げた作品を少しご覧いただきましょう。
なお、作品解説は芸術の感性の欠片もない担当飼育員が書いておりますので、ほぼ適当です。(笑)
この板はもともと四角だったのですが、上部をアーティスティックに削り、荒々しさを表現しています。
こちら、一見ただ削られただけの木ですが、なにかの動物に見えてきませんか...?
......そうです!カピバラです!......これカピバラですよね!?(笑)
全然カピバラに見えないという方のために、少し画像を編集しました!
ほら!カピバラ!
そしてこの作品を作ったのがこの方達!
8月9日のブログ「Hello」でも紹介した、ルリコンゴウインコのお二方です!
ルリコンゴウインコのくちばしはとても硬くて大きく、噛む力も強いので、果物をかじったり、餌になる種子などを割るのに適しています。また下あごのくちばしが彫刻刀の平刀のような形になっているので、削るのは得意です。
こちらで見せた作品は展示に出る前のバックヤードで作った(壊した?)作品なのですが、8月から展示デビューして以来、さっそく「エクアドル熱帯雨林」水槽でも破壊活動...、いや、製作活動をしています。
私たち飼育係員としては木屑などのゴミが増えるので、彫刻最中に出くわしたときは
「またボロボロにして~!」
と怒るのですが、ご本人達は知らん顔でせっせと削っております。(笑)