長(ちょう)さん
- 2014.08.31
- 魚類担当
「南極大陸」水槽では、ジェンツーペンギンとアデリーペンギンの赤ちゃんがすくすくと成長した結果・・・、ふわふわの羽から大人と同じ水をはじく羽に生え換わって、今はどれが赤ちゃんか分からなくなっています。
よくぞここまで大きくなった...(T_T)
▲こちらがジェンツーペンギン。矢印が先日まで赤ちゃんだったペンギンです。大人そっくり!
▲アデリーペンギンの赤ちゃんも大人とそっくりに...
あれ?
アデリーペンギンの中に少し模様が違うペンギンが!
だ、誰や!?君は一体誰なんやーーー!?((;@3@)/
と、ヘタな芝居はおいといて、お察しの通り、赤ちゃんだったアデリーペンギンなんですね!
▲上の写真が大人のアデリーペンギン、下が赤ちゃんだったペンギンです。
目の周りが黒く、喉が白いのが大人との違いです。
この模様は次に羽が生え変わる時に大人と同じになり、その時に晴れて大人の仲間入り!というわけなんです(^^)v
今は大人一歩手前!といったところ。
係員の手から餌を食べる訓練と遊泳訓練も進めていて、順調に大人の階段を登っております(笑)
早く一人前になれたらええな~
訓練がんばろうな~!!
ご心配をおかけしました。
企画展示「体感!熱帯雨林」に、あのカワウソたちが戻ってまいりました。
昨年末に生まれたコツメカワウソ・アヤメのこどもたちと母アヤメです。
今年の5月末からバックヤードで貧血の治療をしていたワラビ、ツクシ、スイカ。れぞれ体重が2kg前後となり、貧血は治りました。
また、心臓に異常が見られたスイカは、まだ薬が手放せませんが、体の大きさと心臓のバランスはよくなってきました。バックヤードでも水に入りまくり、毎日大暴れで元気いっぱいでした。
先日8月18日、企画展示「体感!熱帯雨林」に移動すると、4頭でどどどとプールに直行するも、手前でストップ!
どうするんだろうと思ったら、いきなりスイカが入水。
よりによって、スイカかいな・・・。大丈夫かなぁと、ハラハラしましたが上へ下へとすいすい。
▼それからは、手前の部屋で集まってなんぞ相談したり・・・。
▼台に乗って、まわりを見たり・・・。
▼飼育係員に餌をねだったり。
元気に過ごしております。
ただ、今度はお隣のリスザルのポメロが貧血になり、現在、展示をお休みさせていただいております。
こちらも見守ってくださいますようお願い申し上げます。
まずは動画をご覧あれ!
ちょっとわからない方は音量を大きくしてから動画のアラレの鼻を注視してください。
わかります?
アラレ・スケッチの「おこるアラレ」編の その2 です!
いつもいけないとおもいつつ、トレーニングをしつこくしていたらアラレが鼻息ぶーーーーーんって
したので、拾ってみました。
見たくなったら、涼しい海遊館へ!!
ワモログ更新します。
以前ブログのアラレスケッチで紹介されていた「換毛」。
実際の写真も見てみたい!というお声をいただきましたので、今回はアラレの換毛ビフォーアフターをご覧ください。
まずは換毛前。
普段は水中にいる時間のほうが長いワモさんたちですが、換毛期間中は体力を消耗するので、1日の中でも上陸時間が長くなります。毛が乾いて「もふもふ」しています。
次は換毛中。
違いが分かりますか?よく見ると表面に抜けた毛がたくさん付いています。
ちなみに一晩で抜ける毛の量はこんなかんじ。
私の両手に山盛りです。そりゃ体力使いますよね。
全身で見てみると・・・
換毛中で古い毛と皮膚がボサボサと逆立っています。
ですが1週間も経つと・・・
新しい毛が生えそろい、色も奇麗な灰色になってきました。
毛の流れも整っているので、少しスリムになっているのがわかります。
換毛中は体がかゆいようで、ワモログ☆その11でご紹介したように、前肢でボリボリと体をかく仕草がよく見られます。
ちなみに新しい毛に生え変わっても、模様は変わらないんですよ。
ではまた。
先日の台風11号、12号の被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
海遊館の周辺でも、強い雨と風になりました。
では、海遊館の研究所がある、高知県土佐清水市の以布利センターはどうなっていたかというと...。
たまたま大阪から以布利センターに出張していた係員が、室内の窓から撮影しました。
風が強いので、激しくゆれています。
今回の台風は、足摺岬にかなり接近したので、現地のスタッフも「こんなに強いのは久しぶり」と申しておりました。
幸い大きな被害はなく、次の日は外回りをみんなで大掃除しました。
「体感!熱帯雨林」の入口にいるピラニア。
4月21日のブログ「可憐な水玉」で、小さい頃のようすをご紹介しましたが、あれから4ヵ月。
どうなったかと申しますと、
こんな感じです。
前は水玉だったかもしれない黒い斑は残っていますが、可憐ではなくなったのは確かです。
そして、尻ビレと鰓ぶたの下はオレンジ色になってきました。
4月には500円玉大だった大きさは、今は全長で10cmくらい、例えると小ぶりの鯛焼きといったところでしょうか?
この後もまたお知らせしたいと思います。
先日、会社で新しいカメラを導入したので、そのテスト撮影を行ってみました!
今回のテスト撮影は、カリフォルニアアシカとゴマフアザラシが生活する「モンタレー湾」水槽で、水中から動画の撮影を行うことに!
さて、生き物たちはどんな表情を見せてくれるのでしょうか?
カメラをもって水槽に潜ると、早速1頭の動物が近寄ってきました。
近寄ってきたのは、子供のカリフォルニアアシカの「ナミ」でした。
十分に近寄ってきたところで撮影をスタート!
ナミが思惑通りにカメラを覗き込んできた次の瞬間...
いきなりカメラに向かって鼻でパンチ!
びっくりしてカメラを放しそうになりましたが、とっさにカメラを掴み撮影を中断...。
実は、ナミは好奇心旺盛な反面、イタズラが大好きなお転婆娘なので、ただでは帰してもらえないと思っていましたが、やっぱりでした!
新しいカメラをとられなくて良かった良かった。
「日本の森」をのぞくと、あれ?
あなたたちはどなた?
▲ツバキです!
2年ぶりの「日本の森」はいかが?
ということは、ツバキの後ろにいるあなたは!!
▼グミでーす。
わんぱくファイブはまだダイエット中ですし、代わりに展示したコウメとクリが安定して摂餌しない(アユ食べてます...)ことから、次なる展示はこの2頭になりました。
グミは一昨年、生後半年でこの水槽を体験していますが、兄弟のロックやナズナが体調不良になり、数日間でバックに戻ってしまいました。
したがって、「日本の森」は初体験といってもいいかもしれません。
そんなわけで、ツバキはすいすい泳ぎ、アユを追いかけまわしているのに、グミは水がこわくてなかなか泳ぐことができませんでした。
しかし、「おかあさーん、行かないでー!」と岩の上をうろうろしているうちに、すべってどぼーん!
その後は悟りを開いたように泳ぎだしたようです。
「体感!熱帯雨林」でもおもしろい行動を見せてくれたツバキ・グミ親子。
「日本の森」でも活躍もご覧くださいね。
「エクアドル熱帯雨林」水槽の一番左のコーナーは、アマゾン川に暮らすネオンテトラやエンゼルフィッシュなど小型の熱帯魚を展示しています。
その中で細長いこの魚、ロイヤルファロエラです。
だいたい擬木や岩にくっつき、もぐもぐと藻やコケを食べています。
ふと思い出したのですが、ロイヤルファロエラがはじめて海遊館にやってきたのは、確か皇太子様と雅子様がご成婚の時でした。
ということは21年前??もうそんなに時がたつのですね...。
ロイヤルファロエラは、繁殖にも成功した思い出深い種類です。
こんにちは!
少し前に「工作の時間」のお話をしましたが、今回は後編です!
届いた板は全部真っ白に塗りました!
古い板を片付けて床を掃除して、いよいよ組み立てです(・д・)/
うっかりネジを落としてしまうと大変です。なので落とさないよう慎重に...
1本1本しっかりしめていきます。
ちなみに奥のペンギンたち、全然気にしていないようにみえて、実は横目で凝視してます(笑)
そんな気にしまくりのペンギンたちに見守られながら(?)ついに完成!
▲Before:この板が...
▲After:こんなにきれいに!我ながらなかなかの出来栄えです(^皿^)v
ペンギンたちも喜んでくれてるかなー?
「うおぉ!?むっちゃきれいになっとるがなー!!」
なんて、思ってくれていたら嬉しいです(笑)
またまた「う○ち」のお話です。
お食事中の方はご遠慮ください(笑)
ある日のこと。
ハナグマ担当から「う○ちににょろにょろが混じってます」との報告が...。
実際にう○ちをみてみると...
確かに黒いにょろにょろとしたものが混じっています。
水で洗ってみると、黒い部分もありますが、もともとは白色だったようす。
条虫(寄生虫)かな?と思い顕微鏡でみてみると、みたことのない節や虫卵にも見える小さなつぶつぶが。
寄生虫というよりも昆虫か???
そういえば、ハナグマの餌でコオロギをあげてるし、もしかしてそれかも!?
ということで、餌で与えているコオロギを顕微鏡で観察してみました。
うーん、何か違う!
海遊館一の昆虫博士の係員に聞いても、昆虫のキチン質っぽくないなぁという返事。
うーーーーーん。なんだろう...。
植物の節?
黒いにょろにょろの正体がわからなかったので寄生虫専門の大学の先生にみてもらうことにしました。
回答は
「寄生虫構造は見当たらず、おそらく植物性のものではないか」
「バナナを餌で与えていませんか?」というものでした。
バナナ!!!
バナナは餌として週3回与えています。
しかもその便が出た前の日にバナナを与えていました!
確定はしていませんが、バナナの白いスジが消化され、変色したものではないか...という結論になりました。
今回のにょろにょろ、写真のパプリカのう○ちに混じってました。
「う○ちをHPで公開するなんて!恥ずかしくて、もうお嫁にいけません!」
ミパタ・キカパタ・イワパタ・・・?
???・・・なタイトルですが、
こちらの写真を見ていただけば、きっと謎が解けるはず☆
まずは、「ミパタ」
続いて「キカパタ」
最後に「イワパタ」
はい、もうお分かりでしょうか?
日光東照宮でもおなじみの、三猿「見ざる・聞かざる・言わざる」を少しもじってみました!笑
これらの写真は、寝る寸前、またはすでに寝ているラッコの「パタ」の様子を撮影したものです。
とってもかわいい寝姿でしょ?
一部寝ぼけてますが(^^;
実は、「パタ」に限らず、ラッコはこのようにして、
前足を目や耳に押し当てて寝ることがよくあります。
これにはちゃんとした理由があるんです(^^)
ラッコが暮らす地域はとっても寒く、
「パタ」が暮らす「アリューシャン列島」水槽の水温も10~12度に保たれています。
そんな寒い海でも、へっちゃらで生活ができるように、ラッコは体中に大量の毛が生えるように進化してきました。
が、ラッコたちにも毛があまり生えていない部分があります。
それが、鼻先、前足の表面、後ろ足の水かきの部分です。
この部分が、冷たい海に長い時間浸かっていると、体が冷えてしまいますので、
海から出しておけるように、いつも仰向けでプカプカ浮かんでいるんです!
それでも寒いときは、写真のように前足を目や耳、口に当てることで、温めながら眠ります。
他にも、絶対に前足が水に浸からないようにバンザイをしながら眠るときもあります。
こんな感じです☆
ラッコは厳しい環境で、生きていくために、こんな工夫をしているんですね!
「エクアドル熱帯雨林」は3つに仕切られているのですが、その真ん中のお部屋ではルリコンゴウインコの展示を8月から開始しました。
リスザルの展示はインコが慣れるまではお休みをいただいています。
さて、ルリコンゴウインコたち。
オスとメスのペアで、どちらも2012年アメリカうまれ、当館では初めての展示となります。
▲オス
▲メス
メスは胸の黄色い部分の羽がぬけています
初めてこの2羽に会った時、一番驚いたことは、その声でした。
こんな大きな声とは!!
検疫をしている部屋で時折、大きな声を出していたので、近くを通る係員がみなびくっとしていましたよ。
さて、インコといえば、おしゃべりをするので有名です。
インコを担当する係員は給餌しながら「おはよう」とか「こんにちは」とかインコにむかってしゃべりかけていましたが、特に返答もなし。
なーんだと思っていたら、ある日の担当者が興奮して報告してくれました。
「オスが"ハロー"って言いました!やっぱりアメリカ出身だからあいさつも英語なんですね!」というのです。
「ほんまかいな?」と思って、部屋の外でこっそり聞いていると、確かに「アロー」と聞こえました。
でも、こちらから「ハロー」と言ったら全く無視で、「なんだ、聞き違い?」と思った頃に小さく「アロー」ってつぶやいたのです。
私の発音が悪いので、相手にしてくれないのでしょうか?
同じような言葉?に「ホワット(What)」というのもあります。
私には「オワッ」と叫んでるようにしか聞こえないんですけど...(笑)
特におしゃべりなのはオスです。
なにかぶつぶつ言いながら、かしかしと歩いていることがあります。
これからどんな言葉がでてくるのでしょうか?
8月7日はコツメカワウソ・ニッキの20歳の誕生日です。
おめでとう!
ワンパターンですが、タカアシガニの脱皮殻プレゼントを行いました。
「なんだ、なんだ!?」(右はニッキ、左は息子のオリーブ)
実はオリーブの誕生日は8月9日なのです。パパと2日違い!
「これはオイラの!」
ロック、あんたの誕生日は1月2日やんか!
というわけでロックは大張り切りですが、当のニッキはといえば...
「ふー。顎のせるもんができたわい」という感じ。
時間がたつと顎のせはとうとうロックに奪われてしまいました。もうっ(怒)!
なんか納得いかないので、ニッキにはタカアシガニの口の部分を渡そうとすると...頭の上に乗ってしまいました。
ちょっと王冠みたい(笑)。
昔はこんなことしようもんなら激怒していたニッキですが、丸くなったなあと思います。
お誕生日おめでとう。
敬老の日には違ったプレゼント考えとくね。