健康診断(イワトビペンギン編)
- 2014.07.04
- 海獣担当
健康診断、第2弾!
(第1弾ゴマフアザラシ編はこちら)
今回、健康診断を受けるのは...
イワトビペンギンです。
ペンギンもアザラシ同様に血液を採って検査します。
ペンギンはどこから血を採るかというと...
わかりますか???
足の内側、内側中足静脈という血管です。
真ん中のあたりが少し膨らんでいますが、そこに血管があります。
このように、係員がペンギンを抱きかかえて血を採ります。
簡単にみえますが、上手に抱きかかえないと暴れて血が採れません。
(犬や猫の採血もそうですが、保定の上手い・下手は採血が成功するかどうかの重要ポイントです!)
その他に、足の裏のチェックをすることもあります。
ペンギンは趾瘤症という足の病気にかかりやすく、これが進行すると最悪の場合、全身に菌がまわって死んでしまうこともあります。
足の裏にタコのようなものができていますね。
これが趾瘤症の症状の一つです。
タコのような部分を削ったり、抗生剤を投与したりして治療します。
このペンギンも抗生剤の投与を始めました。
早くよくなりますように!