初めてのパパとママ
- 2014.03.13
- 魚類担当
昨年12月末に産まれたコツメカワウソのこどもたちの両親についてお知らせ!
こちらは1月3日の写真です。
両親とも初めての子育てですが、かいがいしく世話をしておりました。
ママはこちら。
アヤメです。浜松動物園からブリーディングローンでお借りしているので、すぐに連絡しました。
先日、担当の方が会いにきてくださって「少し、おしとやかになったんじゃない?」との言葉をいただきました。こどもたちにやさしく、係員には厳しいよいお母さんですよ!
では、アヤメのお相手は?というと、昨年4月12日号の海遊館日記「王子改め...」でもお知らせしておりましたが、王様ゴボウなのです。
ゴボウは先日3月7日が3歳の誕生日でしたので、2歳と10カ月で父親になりました。
ちょっと早すぎない?と思って他園館の記録を調べると、上には上がいるもので、1歳5カ月でパパになった個体もいました。しかし、初めて父親になる平均年齢は4歳とのことですから、早いほうではありますね。
ヤンパパじゃん、ごぼちん。
最初は突然?現れたこどもたちに戸惑い気味の王様でしたが、徐々に慣れ、こどもたちのお尻をなめたり、曾祖母の故カエデから代々引き継がれる「仔洗い」(まだ目も開かないこどもを水に浸ける行為です)をして、アヤメに怒られたりしておりました。
しかし、たいへん残念なのですが、次の繁殖を抑えるために、ゴボウはこどもたちの離乳が終わった先日、親子から隔離しました。
下の写真は目が開き始めた30日頃のこどもです。
現在はアヤメがこどもたちの世話に孤軍奮闘中です。
こどもたちには、離乳訓練で魚のミンチを与えていたんですけども、それには反応せず、訓練を始めてから半月後、突然アヤメの食べている餌を奪い、そのまま成獣と同じ丸の魚を食べるようになりました。
えーと、訓練はなんだったのか?
そういえば、ゴボウもミンチではなく、母のツバキの食べ残したペレットに反応したよなあ...。そんなとこが似たとは(笑)。
こどもたちは泳ぐことができるようになったら、皆様にお目見えできるかと思います。
今しばらくお待ちください。