省エネルギーの取り組み
- 2014.03.04
- 設備担当
今回は、海遊館の省エネルギーへの取り組みを介します。
対象は水量100㎥の予備水槽で使われる電気です。
結論から言いますと一般家庭(約10kwh/日として)に換算すると約18軒分の電気使用量を削減することができました!
【省エネルギーの方法について】
水槽の水を綺麗にするため、ろ過器やオゾン塔などに水を送り、循環させています。
この時、ポンプをモーター(電気で動く)で動かします。
循環させる水の量は、弁を使って調整します。流量調整弁と呼んでいます。
もし、弁が少しでも閉まっていれば、水の流れの妨げとなり、エネルギーのロスとなります。
また、弁を全開にすると流れが速すぎたり、故障の原因になります。
そこで電力削減装置の登場です!
モーターの出力を調整することで、流量調整弁を全開(ロスがない)にした状態でも、送る水の量を適正に保つ装置です。
以前の流量調整弁は、ピンク色のマーカーの位置でしたが、今は全開。
残念ながら全ての水槽で同じことが出来るわけではありませんが、これからも安全、生物の健康に配慮しながら、省エネにも積極的に取り組んでいきたいと思います。