節分といえば
- 2014.02.03
- 魚類担当
本日は2月3日の節分の日。
節分といえば、海遊館では「太平洋」水槽でオニさんダイバーが登場していたり、
ラッコに飼育係員特製の"氷の恵方巻き"を与えるのですが、他になんかないかいな?と調べると、節分鰯があるじゃないの!
節分鰯とは、柊(ひいらぎ)の枝にイワシの頭を刺したものを玄関に飾ると魔除けになるというもの。
「イワシを焼く時出る煙と臭いで邪気を追い払い、ヒイラギの針で鬼の眼を刺す」という説と、「イワシを焼く時出る煙と臭いで寄ってきた鬼の眼を、ヒイラギの針で刺す」という説があります。
ん?鬼は結局、イワシが好きなのか、嫌いなのか?意見の分かれるところですね。
さて、節分鰯を海遊館で作るとしたら・・・、
「チリの岩礁地帯」水槽にいるイワシはカタクチイワシ。
「日本の森」にあるのはヒイラギモクセイ。
ヒイラギと木犀(もくせい)の雑種と考えられており、ヒイラギほど葉のギザギザは鋭くはありません。皆様のおうちの庭や生け垣などでもおなじみの木で、キンモクセイの花が咲くのと同じころに白い匂いのよい花を咲かせます。
さて、作ろうと思いましたが、カタクチイワシはマイワシに比べると小さいので、ヒイラギに刺すにはかなりの数が必要かも...って、「チリの岩礁地帯」で展示中のイワシをすくうわけではありませんからね!
イワシとヒイラギを展示しているので、これで海遊館には魔よけがあるってことで!