海遊館日記

謎のポンポン

「日本の森」の上層部分でコツメカワウソを見おろしていると、「そんなところからなんだよー!」と見上げてきます。
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しばらく、カワウソたちを観察した後、ふと顔をあげると、水槽の向こう側になんぞ"にょきにょき"したものがあるのに気づきました。
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「ん??あんなとこに何か植えっけ?。夏に見た時はなかったよ。」

「むっちゃ背が高いー。」

「ポンポンしたものがついてるね。タンポポみたい!」

などと担当たちで大騒ぎ。
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というわけで、次の日に現地調査。どうやらヒメムカシヨモギとオオアレチノギクが混ざって生えているようです。

これまではあまり見ることがなかったので、昨年搬入した樹木にくっついてやってきたのでしょうか?ここは下がコンクリートで、上から流れてきた土が少しあるだけの結構過酷な場所なんですけども...。

これまでにもヨウシュウヤマゴボウというぶどうのような実をならす植物があちらこちらに生えて、なぜ?と思ったら、当時、「日本の森」にいたシジュウカラなどの鳥たちの糞に種があって、そこから広がったなんてことがありました。

また、夏場にはヤブガラシというツル植物が木に覆いかぶさり、夏前の植栽メンテナンスで職人さんたちに除いてもらってもまた生えてくるので、係員が何度か除去しなくてはなりません。ほっておくと、下の木に影響がでてしまいますので。

ただ、割とすぽすぽ抜けるんで、ストレス解消にはもってこいですよ(笑)。

今回の植物は種があのポンポン仕様ですから、来年以降も広がってしまうのでしょう。

除去する植物がまたひとつ増えてしまいました~。
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