大発生!!!(以布利センターより)
- 2013.08.28
- 魚類担当
土佐清水市以布利周辺の港では、この時期、大発生をする生き物がいます。それが、写真のタコクラゲです。
視界いっぱいに広がるタコクラゲですが、実は港の中すべてに広がっている訳ではないのです。
近くに川があったり、潮の流れが穏やかな港の奥だったりとタコクラゲたちのお気に入りになる条件があるようで、条件を満たした場所に集まってきています。
そのため、少し離れるとタコクラゲの数はまばらになります。
採集のため、何度かこの中に入って泳いだことがありますが、あまり毒は強くないようで、少々ピリピリする程度でした。
もちろん個人の体質もあるので、一緒に泳ぐことはお勧めできません。
大発生は8月9月にピークを迎え、涼しくなっていくにつれて、徐々に数を減らしていきます。
毎年、このような生き物の営みが観察できる以布利周辺は自然が豊かだと実感できます。
お客様にいつまでもタコクラゲをご覧いただけるように、この環境を保全していきたいなぁと思います。