海遊館日記

リスザル「ポメロ」の成長

平成24年8月14日生まれ、リスザルの「ポメロ」です。

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11月30日をもちまして、特別展示は終了となりました。

まだまだあどけなく、可愛らしい行動やしぐさに癒されたお客様も多いのではないでしょうか。

多くのお客様にご覧いただき、「ポメロ」も毎日いろんなお客様の顔を見ることができ、とても良い刺激になったと思います。


「ポメロ」が生まれてから3カ月が経ちました。

海遊館では、これまでに何度もリスザルの赤ちゃんが誕生していますが、赤ちゃんが1歳くらいになるまでは、お母さんにべったりとくっついているため、実は赤ちゃんがどのような成長をするのかはっきりと知ることはできませんでした。

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今回、リスザルの人工保育が初めての試みだったため、はじめ私たち飼育係は右も左もわからない状態でした。

ミルクの種類ってなに?与えるミルクの温度はどのくらいで、一度にどのくらいの量飲むのだろうか?ミルクを与える頻度や回数はどうしたらいいの?

とにかく「?」の連続で、他の動物園等での人工保育の例を参考に進めていきましたが、例はあくまで例であり、「ポメロ」の発育状況に合わせて授乳の量や回数を変更していくことが一番大変でした。

毎日変わる体重とにらめっこをし、増えているうちは安心ですが、減ったりした日には急に不安になったり。でも、ポメロは順調に成長してくれました。

赤ちゃんの仕事は、泣いて飲んで寝ての繰り返しとはまさにそのこと。

次第に起きている時間が長くなり、ミルクを要求するようになりました。

そして、約1カ月後から離乳食を与え始め、今ではすっかり大人と同じ餌を食べることができるようになりました。

最近はいろいろなことに興味を示し、係員の制服のボタンを奪おうとしたり、脱走しようとしたり・・・

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今改めてこの3ヶ月を振り返ると、胸がいっぱいになります。

自分も母親になったらきっとこんな感じなのかな?と密かに想像してしまいます。

これからも「ポメロ」が健康に成長し、立派な大人になってくれることを祈りたいと思います。


では、またお会いしましょう~!(ポメロより)

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