さえりさんの妄想デートin海遊館

妄想デートin海遊館

【妄想デート】水族館って冬でも
鉄板デートスポットだと思います!!

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妄想デートイメージ

みなさんこんにちは! Twitter(@N908Sa)では恋愛の妄想ばかりしている、フリーライターのさえりです。

わたしね、水族館デートって大好きなんですよ。

綺麗な魚たちがいれば話のネタにも困らないし、小さい水槽をふたりで覗き込んで「かわいいね」って言い合えばいつのまにか接近できちゃうし、そもそも全体的に暗いから手をつなぐのにも抵抗がないし、みんな水槽を見ているから多少イチャイチャしてもバレないし、あとは“室内”だから快適に楽しめるし、ゆるふわパーマの彼の横顔を好きなだけ眺められるし(“ゆるふわパーマ”は個人的嗜好です)。

どう考えても、最高。

今回は大阪にある世界最大級の水族館“海遊館” での、最高な冬デートを考えてみました。

なお、本記事はすべて「妄想」にて構成されています。胃もたれに注意してお読みください。それではいっくよー!

15:00 遅く起きた休日、ふたりで水族館にいく

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ふたりでお酒を飲みながらDVD鑑賞会をして夜更かしをした翌日。ふたりでお布団のなかで散々「起きたくない」とか「眠い」とかを言い合って、ようやく起床して朝ごはんを食べたものの、再度くっついている間にまたうとうと。気づいたら時刻はすでに13時……。

「わ、寝すぎたね……」
「ね……」
「せっかくのお休みだし、どこか出かける?」
「そうだね。どこいこっか?」
「水族館は?」
「あ、いいね、あり!」

ふたりで決めて、の〜んびりと準備をして海遊館に到着です。この朝寝坊プランに応えてくれるところも、水族館のよさ。

チケットを「ん」って手渡してくれる

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「大人、2枚ください」と言ってる彼の服の袖をつかんで、(水族館に来るのなんていつぶりかな)なんてぼんやりと考えていると、チケットを手にした彼に顔を覗き込まれて「ん」とチケットを手渡されるイベントが発生。

彼のこの「ん」の時の口の端っこがきゅって上がってるところが好きなんだよなとかなんとか考えて、ニヤニヤしていたら「なにー?」といたずらな顔で聞かれてしまう始末。

「うるさい、いいからいこっ」と手を引っ張って水族館デートのスタートです。

アクアゲートで心の水族館モードをオンに

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頭上を魚たちが泳ぐ「アクアゲート」で心のテンションが急上昇。「わー楽しみになってきたね」と満面の笑みで彼を見ると、彼の顔がふっとゆるんで「かわいいなぁ」という声が。思わず「えへへ」と小さな声で笑ってごまかそうとすると、彼が再度「かわいすぎるんだよなー」と頭をくしゃっと撫でてくる……。

っていう水族館デートの始まりにふさわしい時間を過ごせるはずです。

長いエスカレーターでの耳打ち

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海遊館は8階建て。なが〜〜〜いエスカレーターに乗って最上階までむかいます。先に乗り、直後にゆるふわパーマの彼が乗ってくれれば、ふたりの頭の高さはちょうどいい距離に。

彼のほうを向いてぎゅっと抱きついて、他の人には聞こえない小さな声で「なんか嬉しいな」と囁いてみると、彼からも「ぼくも」の耳打ちが。エスカレーターでふたりの時間をこっそりつくるデート、いつかしてみたすぎる。

「みてみてかわいい!」で距離を詰める!

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カワウソやカピバラといった変わった生き物に会えるのも海遊館の魅力。「みてみてかわいい!」とペンギンを指差していると、彼がこっちを愛おしそうに見つめながら「そだね、かわいいね?」と言ってきて、キュンからギュンへと高まる鼓動。距離をギュッと縮められる「みてみてかわいい」は何度でも有効活用してください。

「やばい、奇跡じゃない?」で盛り上がる

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アシカがイキイキと泳ぎまわる大きな水槽。さすが「できるだけ忠実に自然環境を再現した」という海遊館。ここまでのびのびと泳いでいるアシカをはじめてみました。

この日は、なんと二匹のアシカがラブ&ラブな姿を披露。「わー!!! 見た!? 奇跡!!」と恋人とはしゃぎまくる様子を心の中でそっと描いておきました。わたしはご覧の通りひとりでしたが、ぜひともその瞬間をふたりで目撃してほしい。

ジンベエザメのいる大きな水槽の前で

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海遊館デートをするカップルたちに嬉しい「ベンチ」が出現! 水槽を前に、ふたりで「あれすごいね」「変な顔してるのいる」とくすくすと笑って、「あ、みてあっち!」と指差した瞬間、ふたりの顔の距離が最大限近づいて、そこから先はどうぞフォーリンラブしてくださいね。

「ぼく、ハリセンボンって一番好きなんだよね」

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「企画展示室」では期間ごとに異なる展示をしています。この日は、「熱帯魚」を中心にした展示が。

ここまで終始、こちらが喜ぶ様子を見て優しく笑っていてくれたゆるふわパーマの彼が「わ、いたいた」と喜んで駆け寄った水槽。

「え、好きなの?」
「そう。ぼく、ハリセンボン一番好きなんだよね」

「だってさこの泳ぎ方が……」と一生懸命ハリセンボンのかわいさについて語っているその横顔と口角の上がり具合が一番かわいいです。っていうやつが起こってほしいので、男性諸君は何か好きな生き物を決めておくように。

ジンベエザメを目撃せよ!

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海遊館にいるジンベエザメの、海くんと遊ちゃん。こんなに迫力たっぷりで見ることができます。「ねえみて大きいー!!」とか騒いでいる彼女を、ふわっと撫でて「ほんとだね」と優しい声で言うゆるふわパーマの彼。その細くて骨ばった指を想像するだけでファンタスティック。ジンベエザメありがとう。

クラゲゾーンは恋人たちの味方では?

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次にやってきたのは「ふあふあクラゲ館」。これはどうしても言いたいんですが、水族館のクラゲコーナーって恋人たちの味方じゃないですか?

子どもたちは大きな魚に気を取られているから、クラゲの水槽の前は結構穴場だし、なんせ暗いし、水槽は小さめだし、恋人たちがちょっと人目を盗んで一瞬密着すべき場所では!?!? というのが個人的見解なのですが、世の中のみなさんいかがでしょう?

北極圏ゾーンではぴったりくっついて

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北極圏、フォークランド諸島、モルディブ諸島の3つのゾーンは、「新体感エリア」。少しひんやりとした空気の流れるトンネルを抜けて、天井にあるドーム型水槽のワモンアザラシを見上げたり、この先の「ふれあい体験水槽」でサメを触ったり(!)。

この先も、ふたりでしっかり手をつないでおくのを忘れずに。不意に彼が手の甲にふわっとキスしてきて「好きだな」なんて言葉を漏らすような展開があればなおいいと思います。いや、最高です。

ワモンアザラシに癒やされる

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海遊館のポスターなどにも使われている、かわいらしい“ワモンアザラシ”を近くで見ることもできます。お食事タイムでは、飼育員さんとたわむれる姿も見ることも可能。

「ね、あの子さぁ、水の中で立ってない?」

ふたりが指さす先にいるアザラシ……。「なにあれ、かわいい(笑)」とはしゃいで写真を撮りまくって、後でLINEに送り合いっこして、「アルバム」に思い出が増えていく感じ。そういうやつ。そういうやつがほしい。

外は徐々に夕焼けに……

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とにかく広い海遊館。ひとつひとつのエリアをゆっくり見たり、時折ベンチに座って水槽を眺めたり、水族館内にあるカフェなどで一休みしていれば、外はすっかり夕焼けタイムに。

彼が夕焼けをぼんやり見つめながら「正直、好きすぎるんだ」とか小さな声でぽろっというので心の夕焼けが真っ赤ですけど。

っていう時間を過ごせるように、近くにはベンチもあります。

思い出の品を買って帰れる大人になりたい

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最後に訪れる、お土産ショップ。ふたりでおそろいのキーホルダーを買ったり、ふたりで使えるマグカップを買ったり……。大人になったからこそできる、お土産ショップでの「これ買っちゃおうよ」に憧れる。

間違っても「そんなの本当に使う?」とか言わずに、「これかわいー!」と彼女が言った瞬間、「じゃあ、これ買おっか」と微笑む彼氏でいてほしい。頼む日本男児。

「冬の海遊館」ならではの綺麗すぎるイルミネーション

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外にでると、入館したときとは景色が一転。煌めくイルミネーションたちが待っています(3/5まで)。

すっかり冷え切った外の空気の中でぴったりくっついて、「水族館のイルミネーションって珍しいね」とふたりで思い出を刻んでください。

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ちなみに海遊館の目の前には、踏むたびにステップの色が変わる楽しいインタラクティブステップが。

マフラーに顔を埋めて、子どもみたいにはしゃぐ彼のその姿がもはや愛おしくてなんかもう好きが溢れてもうこの世界に感謝したくなって、彼を産んでくれたお父さんお母さん、いやおじいちゃんおばあちゃん、そしてこの世界よ地球よ宇宙よありがとう神様らぶふぉーえばーって気持ちになって、思わず彼をぎゅっと抱きしめて「だいすき」と漏らせば、デート中終始余裕ぶってた彼の顔に照れが浮かんで、ミラクルラブ。っていう恋人がいるといいなと思っています。

観覧車でデートを締めくくる!!

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最高な雰囲気で「さあ、帰ろっか」となったとき、目に入るのが虹色の観覧車。
「ね、あれ乗って帰らない?」と誘って、ふたりでぜひ向かってください。

「たのしかったね」
「ねえ」
「ん?」
「来年もさ、また一緒にこよ?」
「うん?」
「再来年も、その次も、その次も」
「……」
「結婚し(略)

……と、脳内で思わず結婚するところだったので、今回の妄想デートはここで終了。観覧車でそんな展開が起こる恋人たちが本当にいたらいいな。

さいごに

恋人のいるみなさん。または「恋人になってほしい異性」がいるみなさん。冬でも水族館は王道デートスポットだってこと、伝わりましたか? ぜひ冬の水族館でウルトラハピネスタイムを過ごしてみてください!

わたしを含め独り身のみなさん。安心してください。海遊館は、友達と来てもたのしい場所ですよ。でもやっぱりいつかは恋人といきたいな……。あわよくばその彼は身長177cm以上のゆるふわパーマの細身のグレーニットにスキニーが似合う男の子で……とこれ以上はTwitterでお話ししましょう。それではみなさま、素敵なデートを〜!!!!

さえりさん プロフィール
書籍・WEBでの編集経験を経て、現在フリーライターとして活動中。人の心の動きを描きだすことと、何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。好きなものは、雨とやわらかい言葉とあたたかな紅茶。

Twitter:@N908Sa
Blog:http://saeri.me/
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